2020.04.13 Mon
「オーデュボンの鳥」
今日、新評論さんから「オーデュボンの鳥」が発売になりました。
オーデュボンの描いた「アメリカの鳥類」の画集です。
オーデュボン。。どこかできいたことがある。。とお思いになった方は
伊坂幸太郎さんの「オーデュボンの祈り」
あるいは、去年公開され話題になった「アメリカン・アニマルズ」のせいかもしれません。
「アメリカの鳥類」というのはオーデュボンが1827年~1838年まで11年間かけて原寸大の鳥類を描いた水彩画をもとに刷られた435枚の彩色銅版画の図鑑です。
世界で120セットしかない希少性から2010年のサザビーズのオークションでは書籍の市場最高額732万1250ポンド(約9億6500万円)で落札されたそうです。
日本人がはじめて「アメリカの鳥類」を見たのは1853年。
ペリーが江戸にやってきたとき、お土産に持ってきたアメリカ文明の記念品のひとつにもこの図鑑がふくまれていたそうです。
ペリー来航160年記念には、雄松堂書店さんから「アメリカの鳥」4巻セット453万円の復刻版が出版されました。
意外なことですが、日本からオーデュボンの図鑑が出版されるのは、それ以降なく
このたび新評論さんから初の普及版「オーデュボンの鳥」が発売されたことは鳥本コレクターとして、またオーデュボンのファンとして大変嬉しいことです。
皆さんにも店頭で関連本と一緒にこの本をご紹介したいので
(あ!新評論さんよりポストカードもお預かりしています)
新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言がだされている福岡ですが
4月15日(水)16日(木)17日(金)12時~16時、時間を短縮して営業します。
そのあとは当分、お休みします。
よろしくお願いします。